横浜保土ケ谷クリニックでは、私達と一緒に訪問診療をして頂ける先生を募集しています。
募集要項
【要綱】 | 【条件】 |
募集職種 | 医師(訪問診療) |
経験 | 不問(訪問診療未経験でも問題ありません) |
業務内容 | 訪問診療 |
勤務地 | 神奈川県横浜市保土ヶ谷区帷子町1-44 |
求める人材 | ・患者様に丁寧で温かい対応ができる先生 ・コメディカルと良好なコミュニケーションが取れる先生 |
勤務体系 | 週3~5日勤務(曜日は相談の上) |
勤務時間 | 9:00~18:00(休憩1時間) |
給与(年俸) | 年収2,250万~(交通費・時間外手当別) 週3勤務(年収1,350万~)、週4勤務(年収1,800万~) も可 時間外手当:時給10,000円(月残業平均実績:0-1時間程度) |
休暇 | 完全週休2日制(昨年度休暇実績:117日) 有給:法定通り 夏季休暇・冬期休暇・GW休暇取得可 |
保険 | 社会保険、雇用保険、労働保険等完備 |
試用期間 | 有(3か月) 3か月後に双方合意が得られれば本採用 (試用期間中も待遇は上記と変わりません) |
当クリニックの訪問診療の方針
当クリニックでは日にもよりますが、1日に8件程度のお宅の訪問にしています。
一般的に医師は忙しい仕事です。もちろん、責任あるお仕事ですから「忙しいのは当然だ」と考える方もいらっしゃるでしょう。
しかし、先生方が日々多忙すぎる事は、医療の質の低下につながると当院では考えています。
医師だって人間ですから、忙しくて気持ちに余裕がなければ、患者さんに冷たい態度をとってしまったり、機械的な診察になってしまうものです。
訪問診療で大切な事は、ただ医療を施すだけではありません。患者さんが自宅で安心して過ごしていけるような「暖かさ」「人とのつながり」を感じてもらう事も大切です。
そしてこれは気持ちに余裕が持てない医療者には絶対に行えません。
そのため、当院では先生にゆとりをもった生活をしてもらう事を意識しています。
それはただ「楽な仕事をしてもらう」という意味ではありません。1人1人の患者さんに十分な診察時間が持てるようなスケジュール調整を徹底し、過労・オーバーワークにならないよう人員を十分にそろえ、その上で先生方には一生懸命診療をしていただきます。
具体的に当院では、先生にゆとりを持った診療をして頂くため、次のような工夫をしています。
Ⅰ.担当患者数の調整
先生方が訪問診療で温かい医療を届けるために、1日で診る事ができる最大人数は多くても1日10~11人程度だと私たちは考えています(居宅患者さんの場合)。
更に業務中は定期訪問の患者さんの診療以外にも、臨時往診も入る可能性があります。
そのような中でもゆとりを持って医療行為を行えるよう、当院では先生毎の最大診察可能数を概算し、原則として80%を超えないよう常に患者さんの割り振りをコントロールしています。
24時間体制を取っている以上、絶対に毎日定時で終わるとは確約できませんが、現状はほぼオーバーな仕事になる日はありません。
Ⅱ.看護師・医療事務による診療サポート
当院の訪問診療では原則として、看護師、医療事務が同行し、3名1チームで訪問診療を行っています。
血圧測定や血液検査などの基本的な手技は看護師にサポート頂き、運転や事務業務はできるだけ医療事務にサポートしてもらってください。
その分、先生方には診療に集中していただきたいと考えております。
Ⅲ.様々な診療科との連携
当院では様々な診療科の先生に在籍頂く事を意識しております。専門外の疾患に遭遇した時でも、できるだけスムーズに対応できるようにするためです。
現在、
・一般内科
・心療内科・精神科
・外科
・麻酔科
・神経内科
・消化器内科
などの先生に在籍頂いております。
機能強化型在宅支援診療所(病床あり)として、保土ヶ谷区を中心とした6つのクリニックおよび1つの総合病院と連携グループを形成しており、毎月定期的にカンファランスを行っております。そのため、連携医院のDrへの相談も可能です。
また画像読影や皮膚状態の診断補助のための、画像読影サービスとも提携しており、先生が診断に苦慮しないよう努めております。
在宅でも外来と同等の医療水準を
当院では、通院困難な患者さんにも必要な検査・治療を届けたいという想いから、在宅に持っていける医療検査機器を揃える事も心がけています。
血液検査など基本的な検査はもちろんの事、下記検査機器を用意し、外来診療と同等の検査が行えるように努めています。
携帯型レントゲン
ポータブルレントゲンにて、患者さんのお宅で肺炎・骨折等の評価が行えます。撮影した画像はその場でPCで確認でき、更に放射線読影サービスとも連携しており、緊急の場合は約1時間で放射線科医によるレントゲン読影の結果が返ってきます。
携帯型エコー
在宅に持っていけるエコーを4台用意しています。やや重いですが(8kg程度)、据え置き型と同等の高性能なものから、スマートフォンサイズのものまで取り揃えております。
スパイロメトリー
携帯型のスパイロも1台、用意しています。
骨密度(超音波型)
踵で測定する超音波型の骨密度測定機器も用意しています。また上記レントゲン装置での骨密度評価も可能です。
血圧脈波検査装置(ABI/CAVI)
やや重いですが(10Kg)、在宅になんとか持っていけるサイズのABI/CAVIも用意しています。
気管支鏡・胃瘻用内視鏡
携帯型の気管支鏡、胃瘻から挿入する内視鏡も用意しています。胃瘻交換の際はルーチンで確認して頂いております。
心電図
解析機能付心電図は6台ほど用意しており、いつでも撮れるように各往診車に常に積んでおります。
訪問カウンセリング(自費)
通院困難な患者さんの中には、精神的サポートが必要な方も少なくありません。自費にはなりますが、訪問に対応頂ける臨床心理士に毎週来院いただいており、当院精神科医と連携しながら訪問によるカウンセリング・精神療法も行っております。
当院医師の1日
9:00~ | 始業 |
9:15~ | 往診に出発 |
患者さん宅に訪問(2-4件) | |
~12:00 | 帰院 |
12:00~13:00 | 昼休み |
13:15~ | 患者さん宅に訪問(5-7件) |
~17:45 | 帰院 |
17:45~17:55 | ミーティング |
~18:00 | 終業 |
*訪問診療中は車での移動時間も多くございますので、移動中にPCで患者様の書類(居宅療養管理指導書など)を書いて頂けると助かります。
*訪問診療には事務員1名(車の運転や処方箋記載、先生の診療のサポート)、看護師1名(バイタル測定や採血、導尿、注射など)が付き、先生の診療をサポートします。
*診療中に困った事が生じたら院長に電話頂ければサポート致しますので、ご安心下さい。
当院が求める医師像
医療を提供するにあたって先生方の診療技術や知識、専門医資格などはもちろん重要です。しかし当院では、訪問診療医として一番大切なのは先生のお人柄だと考えております。
訪問診療は一般的な外来業務・入院業務と比べて患者様との距離が近く、また患者様の生活に近い場所で行われる医療になります。基本的には通院困難な患者様を対象に行われますが、みなさん自由に出歩いたりができないため、先生方が来てくれるのを本当に楽しみにして下さっています。
そのため当院では、
・患者さんに「優しくて話しやすい先生」と思ってもらえるような先生
・患者さんの雑談にも笑顔で付き合ってあげられる先生
・患者さんと同じ目線で話す事ができる先生
このような先生方と一緒に働きたいと考えております。
採用までの流れ
当院の求人ご応募いただける際は、下記求人フォームから連絡下さい。折り返し採用担当者から連絡をさせていただきます。
下記の流れにて選考を行っていきます。
Ⅰ.一次選考:書類審査
まずは当院に履歴書をお送り下さい。
Ⅱ.二次選考:面接
書類選考を通過しましたら、次は面談をさせていただきます。所要時間は15~30分程度です。
私達も先生に色々な質問させていただきますが、先生もクリニック業務について疑問に感じている事は遠慮なくご質問下さい。
Ⅳ.採用
上記を通過すると、採用となります。
採用後の3カ月は就労規則上試用期間の扱いとなりますが、試用期間中も待遇は常勤として正式に入社後と特に変わりません。
試用期間中は昇給・賞与はありませんが、正社員になった後は試用期間中の業務態度・能力も評価の対象といたします。また有給などの取得条件も試用期間が加味されます(そのため、正社員雇用後3か月後から有給が付与されます)。
最後に
当院の訪問診療業務に興味を持っていただき、また最後までお読みいただきありがとうございます。
訪問診療は決して楽な仕事ではありません。
特に緊急の往診の依頼が入ったりすると、「どの往診チームが一番早くいけるか」「どのくらいで到着するか」など、クリニック全体がバタバタと忙しくなります。
しかし、
「訪問診療があるから安心して自宅で暮らせる」
「つらい時にすぐに来てくれて心強かった」
と患者さんからとても感謝して頂ける、やりがいのある仕事でもあります。
ぜひ一緒に、通院困難な方々が安心して自宅で暮らせるよう、地域医療を支えていきませんか?患者さん想いな先生方と一緒に働ける事を楽しみにしております。
医療法人社団 横浜保土ケ谷クリニック 理事長 坂本将俊
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*見学も随時受け付けております(交通費支給・宿泊ホテル当院で準備します)。少しでも興味がありましたらお気軽に連絡下さい。